アフガニスタンの風 ~バロチスターン:クエッタ~ 1

 以下は財団法人 日本・パキスタン協会の会報「パーキスターン」No.202に掲載されたものです。これは知人の知人より原稿を頼まれて西南パキスタンのバロチスターン州のクエッタについて書いたものです。パキスタンに興味があり会員になりたい方は下記住所に連絡してみてください。

財団法人 日本・パキスタン協会
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-29-14 伊藤第2ビル202号
Tel:03-5327-3588
E-mail: nippa50@d1.dion.ne.jp

 なお、写真は削除しますが、いずれ「Photo album」で紹介します。

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■ その出会い

 一九九八年の初冬、僕はラホールからクエッタに向かう列車に乗り込んだ。インドから国境を超えたその日に何故遠くの街を目指したのかうまく説明できないが、インド的な香りのする大都会ではなく、もっと荒涼とした大地に対する憧れがあったからだと思う。「バロチスターン」そこをわざわざ目指す旅人はほとんどいないであろうが、僕にとっては、パキスタンの中で最もアフガニスタンの雰囲気を味わうことができ、魅惑的な地域のように思われた。二泊三日かかる列車の中で僕が確保できたのは、座って足を伸ばせるだけのわずかなスペースだけであり、隣の人の肩にもたれながら眠るしかなかった。夜の車内に吹き込んでくる風は冷たく、カシミールで手に入れたポンチョを着込んでもまだ寒さを我慢することができなかったが、まわりの様々な民族の人たちが魅力的であったので、列車の旅はとても楽しいものであった。

 列車がバロチスターンに入ってからは、車窓からの風景は一変した。真っ青な空、沙漠に荒々しい岩山が連なるその大地に、豊かな南アジア世界から乾燥した西アジアに突入したのだと感じた。クエッタの街に近づくにつれ、カラフルな衣装を着た子ども達が笑顔いっぱいで手を振ったり、懸命に追いかけてくる様に僕の心は熱くなっていた。その車窓からの風景は旅をするものにとって、ほとんど完璧と言っていいようなものだった。これから何か面白いことが始まりそうな予感に胸を膨らませ、駅に降り立った。

 クエッタの街は多くの旅行者を惹きつける魅力に乏しいかもしれないが、少数の人間を夢中にさせる何かがある気がした。それが何であるのかを確かめるために、僕はひたすら歩き、行き先もわからないまま街を走るバスに飛び乗った。これといって観光名所もなく、はっきりといって「何もない街」ではあるが、人々の営みを眺めているだけで十分に楽しい、そんな不思議な魅力があった。ここはパキスタンであるにもかかわらず僕と同じような顔をしたハザラ族が多く住み、市内や郊外にはターバンを巻いて鬚を伸ばし、彫りが深くちょっと強面のパシュトゥン族やバローチ族が多くいた。絨毯や羊、ロバを扱う職業にはウズベク族やトルクメン族がたずさわっていた。アフガニスタンのクラシックな雰囲気が存分にあり、「人間の魅力」に満ち溢れていた。肉屋には羊肉や牛肉がぶら下がっており、家畜市の帰りのバスには羊が車内に連れ込まれ、荷台に大量の荷物を積んだロバ車が市内を走っていた。シンプルな生活であるダイナミックさをいたるところで感じることができた。また、何よりもこの街には「男しかいないのか」と思うほど、特定の場所を除いて女性の姿を見かけることが少なかったのにはびっくりしたが、何日か過ごすにつれ、その状況にもあまり違和感を感じなくなっていた。

 夕方になり商店が閉まる時間になると、店の中や路上でショールを広げて祈りをささげたり、マスジェドに多くの人が礼拝に行く行為が人々の暮らしの中に当たり前のように存在していた。なにげない日常の営みのひとつひとつを愛しく思いながら、生き生きとしたイスラーム世界を心地よく感じながら、この街での滞在日数がいつの間にか長くなっていた。

(つづく)
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# by charsuq | 2006-02-21 20:33 | | Comments(2)

さるのこしかけ

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大辞林には「担子菌類ヒダナシタケ目サルノコシカケ亜目の木質多年生のきのこの総称」とある。何やら難しそうだが、こいつはきのこ類なんだということはわかった。

 

 自宅の梅の木の切り株に生えていたので、親が切りとって煎じたものを飲んでみたが、その味の例えになるようなものが僕の記憶になかった。初めて飲み人にとってはおいしいと言えるものではないが、ガン予防効果があると知れば薬として飲んでみるのもよい。

 しかし、インターネットで調べてみたら、あなた結構高いんですね。
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# by charsuq | 2006-02-20 22:38 | 雑記 | Comments(0)

アフガニスタンの衣装

 知人のブログで「男のオシャレ」についての話があり、ここでアフガニスタンの男の衣装を紹介したい。ちょうどいい写真がないので、知人と僕のツーショットで勘弁していただきたい。恥ずかしいけど。

 撮影場所は8年前の札幌。知人(写真右)の常田さんのお店です。
もし、札幌に行くことがあれば是非訪れてみてください。
 札幌市中央区南1条西11丁目コンチネンタルビルB1 多国籍料理「パザール」

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 右の知人の衣装はアフガン北部のトルコ系のウズベク族やトルクメン族の人たちの衣装です。チャパンと呼ばれるコートを羽織っています。ここではその美しさを充分に伝えることができませんが、シルク&コットンのこの衣装は本当にきれい。彼はこれをパキスタンのペシャワールで見つけ、迷うことなく購入したそうです。

 左の僕の衣装は南部のカンダハールの人たちのスタイルです。アフガン全土でだぶだぶの上下の服装を皆が着ているのですが、この緻密な刺繍の入ったショールはカンダハールのパシュトゥン族の男が羽織っている。だから僕のような顔つきの人間がこれを羽織るのは現地の人間から見れば、おかしな感覚なのです。それと同じでカルザイ大統領がチャパンを羽織っているのも変なのですが、あれは「United Afghan」をアピールするものだからいいのです。

 そして何よりもこのターバンがかっこいい。帽子かぶってからその上からターバンを巻いていくのです。頭かきたいな、と思ったら帽子ごとすっぽり取れます。

 同じ刺繍がほどこされたシャツもシンプルですがオシャレです。これは後日紹介します。
 これから少しづつ写真を投稿していきますので、そんな彼らのオシャレを感じていただければ幸いです。

 3月末に1泊2日で札幌に行く予定ですが、写真の知人に会う時間が取れるだろうか?
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# by charsuq | 2006-02-19 20:02 | 染織と民族衣装 | Comments(4)


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