カテゴリ:登山 台高山系( 40 )

桧塚奥峰~ヒキウス平 2015.10.24

5時にセットした目覚まし時計の音には気がついていたが二度寝してしまった。バングラディッシュで奇病の患者を診察している夢(医師の設定)をみていたようで、親指の付け根からもう一本指がはえてきた少年の指を触っているときに、「あれ?これって夢よね?」と覚めたわけだ。朝ごはんを食べて、昼食用のうどんの具をタッパにつめて、家を出た。
f0057070_18402298.jpg

大又林道終点の駐車場地に着いたのは8時20分。いつものことながら明神滝上までは足取りは重い。明神平界隈では落葉している木々が多く、奥峰界隈の紅葉は期待できない。やっぱり1週間ほど遅かったか・・。
f0057070_18404414.jpg

明神岳をまくために北斜面を歩いているつもりが、いつのまにか北のほうに外れてしまい、軌道修正するのにちと難儀した。
f0057070_18404989.jpg

かさこそと乾いた落ち葉を踏みしめて、久しぶりの奥峰界隈への静かな山歩きを楽しむ。美しい樹林にうっとりし、立ち止まり惚けていると、「どおっ~」と風が吹き、また静かになる。いいなあ、最近さぼっていたけど、山はいいなあ。
f0057070_18405948.jpg

空が明るくなってきたが、まだ青空は見えないので、昼食にはちと早いが奥峰で湯をわかしうどんをすする。
f0057070_1841732.jpg

奥峰の分岐点から南の尾根をくだるとヒキウス平にいたる。
f0057070_18412543.jpg

二度目のヒキウス平。今日はもう少し奥へと歩を進める。紅葉ばっちりやったら最高なんやろうなあ。
f0057070_18413242.jpg

過ぎたことを悔やんでもしかたがないし、今日、ここを歩けただけでも十分満足だ。
f0057070_18414166.jpg

今日は登っては下り、また登るの繰り返しだ^^。体力は消耗するが、二週間ぶりの山歩きが楽しくてしかたがない。
f0057070_18414939.jpg

判官平のブナの森。
f0057070_18415834.jpg

明神岳北斜面のブナの森。冬が来る前にここを歩くことができてよかった。行く秋に、落ち葉のなかに、想いを残した。
f0057070_1842522.jpg

[PR]
by charsuq | 2015-10-24 20:21 | 登山 台高山系 | Comments(0)

明神平界隈散歩 2015.9.5

今日のランチ場。
f0057070_20135554.jpg

ここから登って行きます。
f0057070_2014143.jpg

シオジなのか、サワグルミなのか、いまだにわかんない・・。
f0057070_2014855.jpg

鹿の糞に群がっていたセンチコガネと遊ぶ。じいじい。
f0057070_20141641.jpg

気持ちのいい平です。
f0057070_20142598.jpg

またこの界隈を散策しよう。
f0057070_20143460.jpg

前山直下の尾根を下って行きました。
f0057070_20144349.jpg

[PR]
by charsuq | 2015-09-06 20:14 | 登山 台高山系 | Comments(0)

明神平界隈散歩 2015.6.7

ベニバナヤマシャクヤクを探しに奈良県と三重県の県境の山も考えたが、新緑の明神平界隈を歩きたくなった。体力が確実に低下しているので東斜面を散策することを目的とし、ゆる~い山歩きとなった。
f0057070_22131864.jpg

カッコーの鳴き声にこの界隈にも夏が来たことを実感し、ブナハバチの幼虫がブナの幹をはって上を目指すのを見ながら大量発生することがないことを願った。
f0057070_22132823.jpg

前山で竹輪ときざみあげとネギをいれたどんをすすり、体力をつけてもっと歩けけるようになりたいと思った。
f0057070_22133932.jpg

[PR]
by charsuq | 2015-06-08 22:13 | 登山 台高山系 | Comments(0)

明神平界隈 2014.10.19

何度来てもいい森やなあと思うのだ。
f0057070_21575867.jpg
f0057070_2158491.jpg

[PR]
by charsuq | 2014-10-21 21:57 | 登山 台高山系 | Comments(0)

北股林道~池木屋山 2013.6.21

前日に行先変更で北股林道から池木屋山へ。未踏のコースで、ずっと行きたかったところ。5時すぎに家を出て、川上村の道の駅でpiccoloさんたちと合流し、北股林道を行く。入ノ波温泉と三ノ公分岐間には砂利採集場があった。分岐を過ぎ、しばらく行くと道は舗装路から未舗装にかわる。未舗装路で堺ナンバーの車とすれ違ったが、途中に倒木があり引き返してきたとのことであった。「行けるところまで行ってみましょか?」と車をそのまま走らせる。倒木と落石はあるにはあったが、木は若木であり枝を折り、落石は3人で作業できる大きさであった。何度か落石除去作業はあったが、駐車場地の手前まで時速5~10km/時ののろのろ運転で進むことができた。
f0057070_0261229.jpg

f0057070_0262592.jpg

駐車場地の手前で大きな石が道を塞いでいたので、その近くに駐車する。下車しようとズボンに目をやるとヒルが太ももまで這い上がってきているじゃないか!枝を拾って振り払う。林道にはヒルが多い。身支度をしていると、piccoloさんとケルトさんの長靴にも何匹かのぼってきている。今日はスパッツを持ってきたが、piccoloさんに「スパッツはヒル対策にならへんで~」と言われたので車のなかに置いて、塩水を足元に振りかけて出発した。
f0057070_026487.jpg

f0057070_027116.jpg

林道歩きではときどき足元を見てヒルチェック。前を歩いているケルトさんのスパッツにまでのぼってきているのが何度かあり、その度に「ヒルついてますよ~」と声をかける。その度に「ひゃ~!!とって~!!」と黄色い声があがる^^。ナガバモミジイチゴはオレンジ色の実をつけている。口に入れたが少しすっぱい。白い花は何かなあと思っていると、葉が白くなっているのを見てpiccoloさんがマタタビの木だと教えてくれる。この2週間、車窓から見える白い葉が気になっていたが、それはマタタビの木だったんだ。花の展開と同時に葉は白くなるようで、それは虫たちを誘うためだという。
f0057070_0271997.jpg

f0057070_0273345.jpg

ヤマツツジの落花を見、ヤマアジサイの開花を見る。林道にはタラノキ、山椒の木と美味しそうな木がいくつかある^^。ごっそり崩落している箇所もあるが、復旧作業が行われている形跡がある。長い林道歩きがようやく終わり、少し休憩して尾根に取りつく。五郎平谷の東側の尾根だ。取りついてすぐの羊歯が生い茂る斜面にジキタリスが繁殖していた。株数は多くはないが、50ほどはあっただろうか。鹿が角を研いだあとだろうか、樹皮が剥けている樹木が多く目についた。急登を乗り切ると尾根は一旦緩やかになり、桧の植林が南東斜面を覆う。
f0057070_0275486.jpg

f0057070_028760.jpg

しかし、植林地帯は長く続かない。ヒメシャラだろう、数は多くないが五弁の白い花が落花している。翌日、矢田寺でナツツバキ(シャラノキ)の花を見たが、それとよく似ていた。尾根にマーキングテープはないが、境界石がところどころにあり、それなりに歩かれた道であることがわかる。展望がなく、天気がさえないこともあり、雰囲気は明るくない。カッコーとエゾハルゼミの鳴き声がうるさいほど降り注ぐ。すっかり初夏の装いである。尾根にはブナの殻斗がたくさん落ちていて、それは縦走路でも同じであった。
f0057070_0282486.jpg

f0057070_0283569.jpg

縦走路と合流したところには黄色のマーキングテープに「北股林道→」の表示があった。ここから千里峰まで50mでpiccoloさんに「行ってくれば?」と言われるが、面倒なので近くをうろうろするだけであった。このあたりからだろうか、トウキョウトッキョキョカキョクとホトトギスの鳴き声が聞こえ始める。奥ノ平峰界隈は膝下丈のシロヤシオの幼木でおおわれ、今後もシロヤシオ回廊は期待できる。ところどころで東の展望がひらけ、中部台高の素晴らしさを実感する。ケルトさんは大又から縦走した記憶がとんでいるようで、「piccoloさ~ん、あのときってシロヤシオ咲いていたっけ?」とぼけっぷりを発揮する^^。
f0057070_0285110.jpg

f0057070_029926.jpg

タンナサワフタギだろうか、白い花を見事に咲かせていた。「池の水少ないなあ」とpiccoloさん。少し歩くと「あっ、ごめん、池はここやった」と。それって、スロトレさんのレポで読んだ気がするが・・・。池周辺の雰囲気は素晴らしい。大木ではないが立派なブナがほどよい距離を保ち生えている。ここにもジキタリスがあったが、株数は多くない。昼食後にピークを踏むが、10年ほど前に宮ノ谷から歩いたときの記憶が見事にない^^。展望はなく、笹ヶ峰や迷岳と同じような雰囲気であるが、僕はこのようなピークが結構好きだ。
f0057070_0292447.jpg

f0057070_0293917.jpg

当初は弥次平峰手前から下る予定だったが、そこまで歩くと明るいうちに下山できない可能性があり、piccoloさんは池の西尾根で下山することに計画変更された。ほどなくして密集する若木を掻き分けワイルドに下っていくが、尾根を一本間違っていることに気づき軌道修正。北の尾根芯は広く歩きやすい。ずんずん下っていくので汗が噴き出してくる。北股川源流付近の二俣に降り立ち、川の水で顔をぬぐう。ここの尾根取りつき箇所にはしっかりマーキングテープがあった。
f0057070_0295439.jpg

f0057070_0305100.jpg

勾配の緩やかな雰囲気のいい谷筋である。登山靴であるが、飛び石でなんとかしのげる。三俣に出合うところもいい感じだ。ちとワイルドな谷歩きを楽しむが、piccoloさんも未踏のルートなので、難所がないだろうかと少し心配しながら歩く。白いサンゴのようなキノコを見つけるが、それが何かまだわからない。落花とまだ咲き誇っているヤマツツジをここでも見る。谷歩きも終盤になると「ええい、渡っちゃえ」とジャブジャブと北股川を何度も渡渉したのだった。
f0057070_0302187.jpg

f0057070_0303399.jpg

林道で山椒の実を採集し、ヒルチェックしながら駐車場地まで戻った。手彫りトンネル手前で「写真を撮ろう」と言われ、裸足+サンダルで車を降りた。足踏みしながらヒルが取りつかないように気をつけ、車に乗り込んだときもチェックした。ほっ、今日はやられなかったとこのとき僕は喜んだ。未舗装路でのバーストを注意しながらアクセルを踏んでいるとヒルがフロントガラスを這う。ワイパーを振るがしぶとく生きているので、車を停めて拾った枝で引っ剥がした。
f0057070_0304870.jpg

f0057070_030588.jpg

大迫ダムで車を停め、足元のマットの泥をはらうためコンクリートにパンと打ちつけると、何やらもぞもぞするものがある。そう、それはまるまると太ったヒルだった。あっ!やられた?ズボンの裾を上げると左脛が出血していた。「このやろう~!」と履いていたサンダルを左手に持ち、ヤツをばちんと叩き潰した。ケルトさんが「ひゃっ!」と驚いたが、僕はこの一撃でかまれたことを忘れるくらいスッキリしたのだった。
f0057070_031161.jpg

f0057070_0312850.jpg

ヒルに悩まされた一日であったが、中部台高の魅力を思う存分に味わった一日でもあった。
f0057070_0314270.jpg

f0057070_0315439.jpg

【コースタイム】
北股林道駐車場地(8:30)~林道終点(9:45~50)~台高縦走路・千里峰50m南(11:40~50)~奥ノ平峰(12:05~10)~池木屋山手前の池(12:50~13:25)~池木屋山(13:35~45)~北股川源流部の二俣(14:35)~北股川~林道(14:35)~駐車場地(17:50)
[PR]
by charsuq | 2013-06-26 00:33 | 登山 台高山系 | Comments(0)

船峯山 2013.5.4

次の日は予定が入るかもしれないから、どこかを歩こう。午後からの天気の崩れを考慮し、ロングコースは避けながらも未踏のコースを歩きたいと思った。
f0057070_20455523.jpg

標高1000m程度ではブナは芽吹いているのではないか?朝食をとりながら行先を高見山北尾根に決めた。なんだかんだやってるうちに時間が過ぎ、家を出たのは8時。今日も遅い出発だ。田原本のキャパトルに寄り、昼食用のカツサンドを買う。ここはパンを買うと1杯のコーヒーを無料でいただけるのであてにしていたのだが、今日はコーヒーメーカーが故障のためあてが外れた。あらら。
f0057070_2046785.jpg

コーヒーブレイクできなかった代わりに大豆ラテブレイクしながら車を走らせた。桃俣へは以前行ったことがあるので地図を見ることがなかった(カーナビという便利なものを持っていない・・・)。桃俣の集落はのどかだ。小さな女の子が犬を連れて歩いていた。お母さんに車が来たよ、と声をかけられたのだろうか。振り向いた瞬間にコテッとこけた。思わず笑みがこぼれたが、女の子も僕の顔を見て笑いかけてくれた^^。いい1日になりそうだ。
f0057070_20461813.jpg

登山口に車は一台も停まっていなかった。今日は誰にも会わないな、GWだというのに。足元にはスミレがちらほら、シハイスミレだろうか。葉の裏を見忘れたので自信がない。アセビの若木とアカマツが混じる桧の植林帯がしばらく続く。30分ほど歩けば右手に雑木が現れるが、再び植林帯に戻る。45分くらい歩いた頃からようやく植林帯から解放される。ツツピー、ツツピーとシジュウカラの鳴き声が聞こえてきた。
f0057070_20463251.jpg

ミツバツツジがちらほら咲いて、アセビも小さいながらも花を咲かせているものがいくつかあった。足元に目をやるとふかふかの毛のようなものがたくさん落ちていた。もしかしてブナの花?手にとってそれを確かめる。雄花が頭状に集まってついた雄花序だった。
f0057070_20464269.jpg

右手に天狗岩が見えていたが天狗山からアップダウンがありそうだ。巻く必要もないが、何故か天狗山を巻いて北尾根に出た。谷を見下ろせばいくつかムシカリの木があり、白い花を咲かせていた。大木はないがブナの多い道だ。天狗山と船峯山の鞍部に近づくと桧の木が増えたが、それを通りすぎれば再び明るい道に戻った。天狗岩は西側の巻き道をつかう。ここから船峯山への道もいい感じのブナ林であった。
f0057070_20465652.jpg

目指した船峯山はビニールテープに山の名が書かれている小さなピークで展望はなかった。展望はまったく期待していなかったので落胆することなく折り返した。帰路は天狗岩に立ち寄る。シャクナゲが1輪花を咲かせていた。北東には鎧岳と兜岳の奇峰を見ることができ、足元が切れ落ちている岩頭からは高見山が大きく見えた。まだ11時でランチにはまだ少し早い時間だったので、ここでゆっくりすることなく引き返した。
f0057070_2047791.jpg

岩場から踏み跡があったが巻き道を使うことにした。登りのときには見落としていたが、イワカガミが数は多くないが天狗岩周辺で花を咲かそうとしていた♪なんてことのない巻き道であるが、足を滑らせてしまい、近くにあった木に肘をあて滑落を防いだ。なにしてるんだ、こんなとこで・・・。長袖のTシャツをまくると軽く擦り剝けていた。
f0057070_20471983.jpg

登り返しは思ったほどつらくはなかった。天狗山手前で天狗岩が樹林から見える場所に腰をおろしランチタイムとした。サーモス社の山専ボトルに入れてきたお湯を固形のミネストローネに注いだ。カツサンドを口に入れたとき、ポツポツと雨が降ってきたが、空は明るくこの雨は続きはしないだろう。腰を上げ、出発しようとしたときに東斜面にある木は初めて見る木であり、確かめるために近くまで降りた。葉の大きさは15cmくらいで鋸歯がある。表は艶のある緑色、裏は赤褐色で硬い。手持ちの本には載っておらず、ネットで30分くらいしらべてもわからない。知っている人がいれば教えてください(7枚目の写真)。
f0057070_20473141.jpg

天狗山からの下りは特記すべきことは何もない。駐車場地でマムシグサの写真を撮ってから帰路についた。桃俣ではユキヤナギ、レンギョウ、八重桜をまだ見ることができた。日本国旗を玄関先に掲げている民家がいくつかあった。田植えを終えているところが多く、蛙の鳴き声が聞こえる。写真を撮ろうと車を停めて少し歩いたら、朝に出逢った女の子が家の庭で遊んでいた。桃俣川にかかる橋でアオダイショウが行く手を阻む。車を停め追い払おうとすると、子連れの若いお母さんが「ほらほら、蛇やで~」と子供を抱えてやってきた^^。今日は特別なものは見ていないが、悪くない1日だったなと思いながら車を走らせた。
f0057070_20474352.jpg

【コースタイム】
桃俣登山口(9:20)~天狗山(10:20)~船峯山(10:50)~天狗岩(11:00)~天狗山手前でランチ(11:25~11:45)~桃俣登山口(12:50)
[PR]
by charsuq | 2013-05-04 21:03 | 登山 台高山系 | Comments(0)

ヒキウス平 2013.4.28

候補はいくつかあった。昨年も頭の片隅にあった未踏の山々。高見山北尾根、スメールから迷岳、犂谷公園から古ヶ丸山。これらは初心者の僕でもなんとかなりそうだが、植林を含む尾根を延々とあるくコースはどうも食指が動かない。
f0057070_19455178.jpg

庵ノ谷~大熊谷の頭~迷岳または白倉山、池木屋山周回などはレベルが高そう(?)で先送り・・・。朝起きたのも遅く、行先も決めていないから、ぼんやり朝飯を食った。ザックに必要なものを入れて、A4の裏紙に「大又~明神平~国見山界隈~天高ルート~大又」と書いたが、すぐに「明神平~笹ヶ峰」と書き直し、食卓に置いて家を出た。
f0057070_19461236.jpg

2週間前にpiccoloさんたちと一緒に歩いたが、一人でどれだけ歩けるのか、まだ疑心暗鬼でいた。だから、のんびりサンポを決め込んで、ゆっくりと歩き始めた。大又の駐車場地から明神滝上部までは花を見ながら、写真を撮りながら、スローペース。円錐状に白い小さな花を多数咲かせているニワトコの木はこの1本だけだった(1枚目の写真)。花穂が4枚の葉で包まれたヒトリシズカが並んで咲いているのはカワイイ(2枚目の写真)。piccoloさんに教えてもらったハシリドコロ。こんなにあったのか・・・。昨年は何を見て歩いていたんだろう、と恥ずかしくなる^^;。
f0057070_19462264.jpg

谷筋を離れ、九十九折れにさしかかるとハシリドコロは姿を消し、バイケイソウが姿を現した。昼食用の水を汲みたいので明神平への登山道を歩く。単独さんが3人テントを張っていて、数人のパーティーが撤収の準備をしていた。彼らのテン場を横切り、奥山谷右俣源流部へと歩を進める。
f0057070_19463760.jpg

さらさらと水の流れる音が聞こえ始めると、葉を落としているが雰囲気のいい森にうっとりし、台高ワールドに酔いしれる♪いつものように適当に歩いていくが、このまま歩くと明神岳を巻いちゃうなと思いながら、気の向くままに足をまかせた。やっぱり巻いちゃったなあ。まいっちゃったなあ^^。
f0057070_19465033.jpg

ここから南東の斜面を巻いて縦走路に出てもいいが、僕の足は奥峰へと向かった。葉を落とした樹林の間から台高主稜が垣間見える。どれがどの山かわからないが、なんだか嬉しくなってきて、スローだったペースは少し早くなっていたと思う。ヒキウス平に行くのか・・・。できれば新緑の頃に来て、広々とした場所で呆けたかったのだが、ここまで来たら僕の足はそちらへと向かった。
f0057070_1947611.jpg

分岐ポイントは確認済みだった。長い間あこがれていたその場所はすぐそこに見える。西の展望が開け台高主稜がすぐそこに見えた。おおっ。写真に撮るとただの山の連なりでしかなかったが、昨年歩いた道(といっても笹ヶ峰までだけど)をこの角度から眺めることができたのは嬉しかった。分岐からくる~っと180度くらい尾根を歩いたところがヒキウス平だった。第○劇場なのかわかりませーんが^^。
f0057070_19471689.jpg

奥峰から声が聞こえるが、GWの快晴なのにここには誰もいない。素敵なところだが、やはり樹木が緑、黄や赤、樹氷に覆われている時期のほうがいいだろう。のんびりとここでランチとしたかったが、着こむと震えるほどではなかったが、風が少しあったので、ランチ場は奥山谷にしようと来た道を引き返した。風を避けるためか東斜面で休憩している人がいた。こんな場所でもいいんだろうけど、ピーカンのこの風景は見飽きそうで、引き返すことにした。
f0057070_19473718.jpg

駐車場地で身支度をしているときに先に出発した4人組の中年のパーティーが分岐から下ってきた。僕も中年だけど、50歳くらい?の人たちだった。サクサクと歩いてランチ場に到着。もちろんそこには誰もいない。ミズナラの木の横に腰をおろし、湯を沸かしてキャベツとエリンギ、シメジを入れた味噌ラーメンを作る。目の前には絶景があるわけではないが、谷筋の静かな場所はランチ場としていいなあ、と思うのであった^^。
f0057070_19475257.jpg

まだ時間と体力には余裕があるから奥山谷を少し下ってみることにした。登り返しのことを考え、15分と時間を制限しての谷歩き。ミヤマシキミが少しあったが、1300mに少し足りないこの場所ではまだ花を咲かせていなかった。ちょうどタイムリミットの15分が経った頃、谷は二俣に分かれているように見えた。水量は少なそうだが、あれが左俣だろうか。谷を横切り反対側から登っていくが、ほどなくして再び渡渉して元の道に戻った。
f0057070_1948365.jpg

右俣を登り詰め縦走路にのり、前山直下でティータイムとした。もちろんここにも誰もいない^^。明神平を経由せず、いつものようにショートカットで尾根を下る。林道に出てからはのんびりと写真を撮りながら、駐車場地まで歩いた。
f0057070_19481985.jpg

やはた温泉では湯に浸かっていたのはひとりだけ。「山に登ってこられたんですか?」と声をかけられる。ええ、少し歩いてましたと返事をし、同じ質問をする。宇治から来られた男性は笹野神社から薊岳、明神平の周回ルートを歩いてきたと言う。標高差がかなりあるから大変でしたでしょう、と言うと、「ええ、植林帯の登りが延々と続き、嫌になりました」と。そうなんですよね~。信州には毎年に1,2度行かれていたようだが、最近紀伊半島の山を歩き始めたとのこと。へえ~、アルプスは10年ほど前に何度か行きましたが、歩く自信がないです・・・。
f0057070_19483161.jpg

いい湯だったな。脱衣室の扉をガラリと開けるとチビたちがわいわいとはしゃぎながら服を脱いでいた。若いお父さんが3人もそこにいた。川べりでバーベキューをしてたのかな?よかった、入るタイミングが早くて^^。
f0057070_1948427.jpg

温泉からの川沿いの道にはヤマブキとシャガがた~くさん咲いていて見事だった。るんるん気分で車を走らせ帰路についた。いい山を歩いたときは何故か日本酒が飲みたくなる。やたがらすの純米酒で一献傾けながら、何度も歩いた道なのに見落としていたことの多さを反省しながら、もっと地を這うように歩きたいと思うのだった。
f0057070_1948513.jpg

【コースタイム】
大又駐車場地(9:25)~明神平(11:00)~ヒキウス平分岐(11:45)~ヒキウス平(12:00~15)~奥山谷ランチ場(13:00~40)~奥山谷散策~前山直下(14:40~55)~駐車場地(16:10)
[PR]
by charsuq | 2013-04-29 19:52 | 登山 台高山系 | Comments(0)

地蔵谷~赤ゾレ山~ゼエノ谷 2013.4.13

地蔵谷を初めて訪れたのは昨年の5月だった。新緑に染まる谷に癒され、台高の魅力を知った山行は今でも忘れられない。また行きたいなと思いながらも、まだ一人で歩く自信がなく、一年近くが過ぎた。
f0057070_23183150.jpg

この冬は低山を少しは歩いていたが、ハードな山歩きはしておらず、今回は歩けるだろうか。しかし、そんな心配も杞憂に終わり、今回は精神的にも体力的にも少し余裕を残した山行となった。この一年でそんなに技術が身についたわけでも、体力がついたわけでもないが、piccoloさんとご一緒するのが4回目なので、バリエーションルートに少しなれ、ペースがゆっくりめであったことが幸いしたように思う。
f0057070_23185484.jpg

今回歩いた地蔵谷、シロヤシオ尾根、ゼエノ谷は何度も歩きたいと思う素晴らしい谷であり、尾根であった。美しく晴れ渡った青空のもと、うらうらとした春の光に包まれて、またまた台高の魅力を知ってしまった山行となった。
f0057070_231969.jpg

今日は4時半起き、5時出発。朝ごはんを食べずに出発したからコンビニでサンドイッチを買って、運転しながらそれを口に入れた。食後に抹茶ラテを飲みながらアクセルを踏んでいると、ラジオで淡路島が震源の比較的大きな地震が5時半頃に発生したことを知った。奈良北部は震度4であったようだが、車を運転していてまったく気がつかなかった。
f0057070_23191644.jpg

東吉野村の宝蔵寺駐車場でpiccoloさんたちと落ち合い、高見トンネルを越え三重県に入った。道はやがて未舗装となり、僕の車と運転で行けるのか少し不安であったが、落石で車を擦らないようpiccoloさんに誘導いただいた場所以外は心配するような箇所がなく、底をすることもなく(同乗者がいなかったから?)鳴滝展望駐車場地に到着した。身支度をしているとフィッフィッと鳴く声が聞こえてきた。ウソだろうか。
f0057070_23192896.jpg

午前6時の佐倉峠の温度表示板は-2℃であり、日陰を歩いていると肌寒く感じるが風はあまりなく長袖Tシャツの上にフリース一枚を着て出発した。ストックは邪魔になりそうだが、登山靴でスパッツなし(忘れた)のため1本のみ持っていく。林道沿いにはキブシ、アブラチャンの木が花を咲かせていた。
f0057070_23202664.jpg

今回はストックをザックにしまっていたので、ケルトさんの「邪魔やからしまっときや~」のアドバイスはなし(^^)。いきなりどう石飛しようかとちと迷ったがドボンすることなく事なきをえたが、しばらく歩いてから倒木をくぐり抜けるときにケルトさんの友人のあっちゃんが濡れた石に足をとられ・・・。ちべたっ、そう。着替えを待っているあいだにハシリドコロの花を撮影する。
f0057070_23203876.jpg

トロパンアルカロイドの成分を含むこの毒草はバイケイソウとともに谷筋の至る所で見ることができた。わずかな風にも小さな花が震えるように揺れるニリンソウの愛らしさに比べて、濃い紫色の毒草はちょっと気味が悪かった。去年は全く気がつかなかったがあったのだろうか。この日に見ることができたのはネコノメソウとニリンソウ、チャルメルソウくらいだっただろうか。
f0057070_23205039.jpg

谷にこだまするミソサザイの囀りが僕の耳に転がり落ちてくる。その美声にうっとりしながら癒しの谷を歩いていく。いつのころからか雪がちらほら見え始めた。冬の雪が残っているのではなく最近降った雪のように思われた。岩屋にミソサザイが苔で作った巣がある。piccoloさんの定点観測場所であり、ここを鹿がねぐらにしていると教えてくれた。
f0057070_2321330.jpg

ケルトさんが名づけ親のゴリラ岩は雪をかぶっていてかわいい♪ゴリラ岩とはうまく命名したものだ。沈思黙考しているような横顔に思わず笑みがこぼれる。「この絶壁ぐあいがまた何とも言えないねえ」と親バカぶりを発揮するケルトたん(^^)。ほどなくして雪の残る尾根にとりつく。この北斜面は大木はないがブナとミズナラの多いいい感じの尾根だ。南から差し込む陽光が眩しく感じられると山頂は近い。雪がなくなった場所にアセビの木は多かったが、4月中旬ではあるが1300m前後のこの界隈ではまだ白い花をたわわに咲かせていなかった。
f0057070_23211755.jpg

伊勢辻山の禿げ具合(?)がなんとも言えずいい感じ♪piccoloさんが言う日本庭園のよう、とはまさにそんな趣があった。谷に訪れていた春はまだここまで登ってきていないようだ。国見山、水無山、薊岳と続く稜線、その向こうに鎮座する大峰も残雪があり、白い雪が芽吹き前の落葉広葉樹林の山並みを青空ときれいに対比させている。赤ゾレ山はこんなにいい山だったのか、と今日ここをいる喜びを存分に味わった。ケルトさんがなんて言ってたんだっけなあ。正確に覚えていないけど「浮世絵のような風景やね~」というようなことを言っていた。それは雪の残る山の風景をさしてのことだが、僕はケルトさんの頭の中にある風景が想像できず、同意しにくかった(^^;)。
f0057070_23213014.jpg

ハート型のかわいらしい赤ゾレ池の近くのランチ。いつもは体力温存で鍋とガスを持ってきていなかったが今日は持参し、藤原製麺のとんこつラーメンを作る。今まで知らないまま使っていたが、piccoloさんにごとくの爪がのびることを教えてもらう(^^;)。
f0057070_23214691.jpg

馬駈ヶ辻から東にのびる尾根を行く。遠くに残雪の桧塚を望む。この尾根にはまっ赤な冬芽がかわいいネジキの木が結構あった。奈良の低山ではよく見る木のひとつであるが、この標高でもあるんだと驚いた。僕が木梶山に行ったことがないと言うと「行ってみる?」と出発前に提案されたが、今日は気になっていたシロヤシオ尾根~ゼエノ谷を案内していただくことになった。
f0057070_2322126.jpg

P1316から下る。ここはシロヤシオの多い尾根で、東と北の展望が広がる場所があり、気持ちのいい道だ。花期はうっとりするほどきれいなんだろうなあ。いつか花期に歩いてみたいなあ。緩やかな尾根は谷に近づくにつれ勾配がきつくなり、谷底に降り立つ直前は同行のあっちゃんが怖がるほどであった。前回歩いた木原谷は植林が多かったのに対して今回歩いたゼエノ谷は自然林の美しい谷であった。
f0057070_23221292.jpg

今回も満足このうえない山歩きをご一緒させていただいたpiccoloさんには感謝です。
f0057070_23222642.jpg

【コースタイム】
鳴滝展望P(7:25)~地蔵谷~赤ゾレ山(11:20~40)~ランチ(11:50~12:40)~馬駈ヶ辻~P1316~シロヤシオ尾根~鳴滝展望P(15:45)
[PR]
by charsuq | 2013-04-14 23:50 | 登山 台高山系 | Comments(0)

明神平 2013.3.16

I'm back.
f0057070_17473486.jpg

最後に来たのは昨年の11月4日だったから、実に4ヶ月ぶりの明神平だ。この4ヶ月の間、標高600m以上のお山に登っておらず、すっかり体がなまっている。風邪気味なのか、寒気がして調子はいまいちだったが、大又林道終点から1時間40分とそう悪くないタイムであった(タイムなんかどうでもいいんだけど)。風は強く、明神平に着いたとき「もう帰ろうかな・・・」と弱気になったが、ふらふらと東に向かって歩きだした。
f0057070_17475126.jpg

オオイタヤメイゲツ主体の森の中は無風であり、さんさんと降り注ぐ日差しはとても気持ちよく、レジャーシートを広げてここでランチ。今日は家にあった(田原本のキャパトルで買ったらしい)丸太メーブルとミネストローネ、食後は桜餅とジンジャーラテ♪
f0057070_1748105.jpg

前山、明神岳の斜面にはまだ雪が寝そべっている。もういいか、ここで・・・。雪が完全に溶ける頃にまた来よう。この木の根元を掘り起こしたのは誰??
f0057070_17482079.jpg

[PR]
by charsuq | 2013-03-16 18:49 | 登山 台高山系 | Comments(0)

某所 2012.10.27

最近本当に調子が悪い。日常生活でも後頭部がズキズキうずくことがあり(スペイン滞在中に浴室で滑り頭を強打し出血したときの後遺症ではないよなあ??)、今までより息切れするのが早い。
f0057070_22265516.jpg

この日はヒキウス平に行きたいと思っていたが、曇り空で体調に不安を抱えていたから、無理せず、台高の森をのんびりと歩いていた。
f0057070_2227859.jpg

はっ!と思わず息をのんだのは、その木が他の木々の葉と明らかに色が異なっていたからだった。黄色やオレンジに染まる木々の中で、その木の葉は白っぽくみえ、艶やかだった。なんていう木なんだろうか。名はわからないが、僕はその木に近づき、腰をおろした。
f0057070_2227189.jpg

腰をおろすと視線が低くなり、森がより美しく見える。お湯を沸かしスープを飲みながら、のんびりと過ごした。帰宅後ネットで調べる。この木はコシアブラだろう。三出複葉のタカノツメと同じウコギ科で樹皮がよく似ている。
f0057070_22272713.jpg

ブナハリタケをいくつかの木で見つけた。別の場所で休憩しようとふと近くの立ち枯れのブナに目をやると初めて見るキノコがあった。これも帰ってから調べる。ネットって便利(^^)。キノコの本買わなきゃ。クチキトサカタケだろう。
f0057070_22273890.jpg

そうそう、歩いていて熊のものと思われる黒い糞が落ちていた。木の上を含め近くにいないか、まず確認した。木の枝を拾って、突っつくとかたい!日にちが経つのだろう。裏返して見ると藍色のオオセンチコガネがいた。やっぱり糞虫やったんやね。
f0057070_22274873.jpg

最後の休憩に、とお湯を沸かしているとき、スティックコーヒーがないことに気がついた。おかしいなあ、家を出るときにはあったのに・・・。そうか!帰りに風呂に行くかもしれんから、着替えをトートーバックに入れて持ってきたんだけど、そのポケットに入れてあったんだ。残念。
f0057070_22275738.jpg

紅葉時期のヒキウス平には行くことができなかったけど、今日も知らないことをいくつか知ることができ、美しいものに出会えて、いい一日だった。
f0057070_2228778.jpg

[PR]
by charsuq | 2012-10-30 22:27 | 登山 台高山系 | Comments(0)


いつか また どこかで


by charsuq

プロフィールを見る

トライバルラグの販売サイト

オールド・アンティークのトライバルラグ&テキスタイルを販売しています。非売品もあり、ほとんどは値段を表示していませんが、お気軽にお尋ねください。Gallery Forest


1.私へのメールはこちら。その際はタイトルに「旅と絨毯とアフガニスタン」の文字を入れてください。そうでなければ見ずに削除してしまうかもしれません。
2.写真の無断転載禁止。

カテゴリ

全体
自己紹介
My collection
絨毯 キリム
アフガニスタン
Photo album
じゃらんじゃらん
ブータン

染織と民族衣装
奈良のこと
雑記
読書灯
登山 大峰山系
登山 台高山系
登山 葛城・金剛・紀泉
登山 鈴鹿山系
登山 近畿その他
登山 あれこれ
植物
昆虫
樹木
樹に咲く花
山と野に咲く花
動物
シダ


虫こぶ
イモムシ
きのこ

日本酒(家飲み)
日本酒(外飲み)
銀の街へ
男子の厨房
家族

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
more...

お気に入りブログ

イスラムアート紀行
部族の絨毯と布 caff...
奈良今昔物語
日本酒のおと

最新のコメント

鍵コメント様 ok。ま..
by charsuq at 20:35
奥羽自慢をブログで紹介し..
by 奥羽自慢 at 08:35
やまぞえくん やっぱ、..
by charsuq at 22:15
蠍座には私も足繁く通って..
by やまぞえ at 00:11
じんじさん、僕が1歳のと..
by charsuq at 22:19
74年に外語卒業前に初め..
by じんじ at 11:59
じんじさんは猫好きだった..
by charsuq at 20:44
私が勝っていた猫は白いヒ..
by じんじ at 23:08
鍵コメントさま、そうです..
by charsuq at 22:36
MILK MODEさん、..
by charsuq at 00:15

検索

記事ランキング