八角形の魔力
意識して集めているわけではないが、わりと八角形の文様が集まったなあと最近思うようになっている。この形は織りやすいと聞いたことがあるが、トルクメンやバローチなどの部族がこのかたちを好むのはそれ以外に理由があるような気がする。それがなんなのかが今の僕にはよくわからないが、魔力のようなものに吸い寄せられるようにしてこれらを買ってしまっているようだ。
これらを見ているとなぜか「陰」と「陽」のことを考えることがある。陰陽道や異界に興味を持つようになったのは絨毯を好きになってからなんだ。たぶん、この八角形を支配する色と構成のなかにそれを感じているのかもしれない。
僕が以前ブログで書いた「絨毯の向こう側」というものはこういうところから始まるように思う。
上から9枚はトルクメン、その下の7枚はバローチ、タイマニ、アイマク?
八角形ではないが構成上、類するものもアップしている。朝から絨毯を整理するつもりだったけど、つい脱線してしまった・・・。
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↑ (左)興福寺北円堂 (右)興福寺南円堂 ともに八角円堂
これらを見ているとなぜか「陰」と「陽」のことを考えることがある。陰陽道や異界に興味を持つようになったのは絨毯を好きになってからなんだ。たぶん、この八角形を支配する色と構成のなかにそれを感じているのかもしれない。
僕が以前ブログで書いた「絨毯の向こう側」というものはこういうところから始まるように思う。
上から9枚はトルクメン、その下の7枚はバローチ、タイマニ、アイマク?
八角形ではないが構成上、類するものもアップしている。朝から絨毯を整理するつもりだったけど、つい脱線してしまった・・・。
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↑ (左)興福寺北円堂 (右)興福寺南円堂 ともに八角円堂
by charsuq
| 2008-05-17 09:47
| 絨毯 キリム
|
Comments(4)
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かなぐすく
at 2008-05-18 00:22
x
charsuqさん、こんばんは。
八角形をこれだけ集めて見せていただくと、ホントに様々だとわかりますね。
確かに織るときに作業しやすい文様だと思います。
それに大工さんは柱などを○(丸)く作る時は八角に墨付けしますものね。
他に、何か意味があるのかどうか、なかなか興味深いです。
八角形をこれだけ集めて見せていただくと、ホントに様々だとわかりますね。
確かに織るときに作業しやすい文様だと思います。
それに大工さんは柱などを○(丸)く作る時は八角に墨付けしますものね。
他に、何か意味があるのかどうか、なかなか興味深いです。
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charsuq at 2008-05-18 09:58
かなぐすくさん、いつもコメントありがとう。
いろいろとバリエーションがあって面白いでしょ?
いまのところ好きなように言ってますが、僕たちや欧米の人たちの美意識で評価し分析すると、なにか大切なものを見誤ってしまうかもしれないですね。
たぶん織り手に聞いても「伝統的な文様だから」という答えしかかえってこないかもしれません。でもそこにどのような記憶があるのだろうか、ということが気になってしかたがないんですね。
少しでも思うことがあったら教えてくださいね。
いろいろとバリエーションがあって面白いでしょ?
いまのところ好きなように言ってますが、僕たちや欧米の人たちの美意識で評価し分析すると、なにか大切なものを見誤ってしまうかもしれないですね。
たぶん織り手に聞いても「伝統的な文様だから」という答えしかかえってこないかもしれません。でもそこにどのような記憶があるのだろうか、ということが気になってしかたがないんですね。
少しでも思うことがあったら教えてくださいね。
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caffetribe at 2008-05-19 16:39
上の絨毯モチーフとレイアウトとてもセンスがいいなと思います。
この八角形系には、人を挽きつける何かがあると共感します。このごろは守護系の呪術的トポロジーに見えてきたりしています。トルクメンはまさに八角形系の王者という感があるけど、シャーマニズム的背景を感じますね。トルクメニスタンから帰ったばかりのoriさんと総大理石作りのビルについて、盛り上がったけど、やはり不思議な、目には見えない『向こう側』を知る人たちなのだろうと感じます。
この八角形系には、人を挽きつける何かがあると共感します。このごろは守護系の呪術的トポロジーに見えてきたりしています。トルクメンはまさに八角形系の王者という感があるけど、シャーマニズム的背景を感じますね。トルクメニスタンから帰ったばかりのoriさんと総大理石作りのビルについて、盛り上がったけど、やはり不思議な、目には見えない『向こう側』を知る人たちなのだろうと感じます。
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charsuq at 2008-05-19 20:34
自分で言うのもなんなんですが、こうしてまとめて見せるもの悪くないですね。ただ、これをしちゃうと「もっともっと」欲しくなってしまう・・・。
「守護系の呪術的トポロジー」ってなんとなくイメージはできるのですが、もう少しわかりやすい言葉でなんかないですか~。
たしかにシャーマニズム的な背景は僕も感じることがありますね。タイマニの絨毯を見ていて「こちらの世界へいらっしゃい!」と呼びかけられているように感じたことがあるのですが、トライバルラグに接していると『向こう側』を知りたくなりますよね!?
「守護系の呪術的トポロジー」ってなんとなくイメージはできるのですが、もう少しわかりやすい言葉でなんかないですか~。
たしかにシャーマニズム的な背景は僕も感じることがありますね。タイマニの絨毯を見ていて「こちらの世界へいらっしゃい!」と呼びかけられているように感じたことがあるのですが、トライバルラグに接していると『向こう側』を知りたくなりますよね!?
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1.私へのメールはこちら。その際はタイトルに「旅と絨毯とアフガニスタン」の文字を入れてください。そうでなければ見ずに削除してしまうかもしれません。
2.写真の無断転載禁止。
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